2008年11月 3日

「田母神論文」に、思うこと。

田母神幕僚長の論文を、おいらも読んでみた。

言わんとしているところは分かるし、賛同できる点も多々あった。正直なところ、おいらは「軍人」という人種など体育系バカだと考えるキライがあり、まともな論文など書けるとは思っていなかった。だから、一読してみて、なかなかの力作でもあるし、少々感心した。

しかし、それはあくまでも「そこそこの論文が書けたのだなあ」という感想であって、コンテストの1位になるべきか否かといえば別問題である。そういった厳しい観点から見れば、なぜこんな責任ある立場の人が、こういった杜撰な文章を書くかなあ、と思ったのも事実である。

彼ら自衛官は、落ち度がないかどうか、マスコミによって鵜の目鷹の目で監視されている。少しでも瑕疵があれば、針小棒大に取り上げられ、袋叩きにされる。彼ら自身だけでなく、「任命責任」という意味で、時の政権も道連れに叩きまくられる。そこまで考えての投稿だったか、一言一句慎重に、吟味しつくされて書いてあったかと言えば、とてもそうは思えない。

件の論文はPDFファイルで公開されているが、テキストはあまり無いようなので、以下に全文を記す。

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posted by かっぱ2号 : 11月 3日 19:26 | コメント (4) | トラックバック (0)

2008年11月 1日

神田高選考問題で、思うこと。

「まじめな生徒取りたかった」校長ら幹部相談で合否

神田高外見で不合格

「まじめな生徒を取りたかった」。服装や髪形など見かけの判断で受験生を不合格にしていた県立神田高校(平塚市)の渕野辰雄校長(55)が28日、県庁で開かれた記者会見で謝罪した。同席した山本正人教育長は「人物評価は間違っていない」と擁護したが、合否を決める明確な判断基準などもないまま、学校幹部が不合格を決めており、不透明な取り扱いに批判が集まりそうだ。
 神田高校では2004年度以降に実施された入試で、願書提出や入試当日、学校に訪れた受験生の様子を試験監督の教師らがうかがっていた。「スカートが短い」「髪染めの跡がある」「落ち着きがない」――。
 入学後の生徒指導が難しそうな受験生をチェックし、学校長に報告。合否判断は、学校長と副校長、入試責任者の教師の3人が相談し、合格点に達した受験生のうち、最終的に計22人を不合格にしていた。
 「公表基準にはない選考方法で選抜し、大変申し訳ない」と謝罪した渕野校長。会見中は終始、うつむき加減で、「学校をより良くしたかった」と苦渋の表情を浮かべたが、合否の判断基準については、「今後、生活指導できるかどうか、総合的に判断した」とあいまいな説明に終始した。
 かつては年間100人以上が中退し、「定員割れとなる不人気校」(県教委)だった同校。渕野校長は、「問題のある生徒が、校内暴力や(他の生徒の)不登校などを引き起こしていた」と説明。04年10月に近隣校との再編統合が発表された直後の入試で募集人員を上回る出願者があり、当時の校長らが、非公表の不適切な基準で合否を決めるようになったという。
 06年度に実施された入試では、09年度から統合する「五領ケ台高校」(平塚市)と統一した選考基準をつくった結果、問題のある生徒に対する「特別指導」の件数が、前年に比べ約2倍となる220件と激増し、翌年、「裏基準」を復活させた。
 07年度にあった入試では、本来、合格圏内にあったのべ15人が不合格に。本来なら上位合格するはずの1人が不合格になったほか、前期、後期試験とも不合格になったのが2人、前期は不合格だったのに、後期で合格した受験生も3人いた。
 会見に同席した山本教育長は、「(神田高校の)人物評価は間違っていないと思う。選考基準を工夫すれば良く、非公表のままにしていたのが間違っていた」との見解を示した。

 教育評論家の尾木直樹さんの話「問題がある生徒だからこそ教育し、一人前の社会人に育てるのが公教育の役割のはず。外見だけで判断して、人間として成長し、学力をつける機会をだまし討ちのように奪うことは許されない」

(2008年10月29日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20081029-OYT8T00039.htm

これまた引用が長くなったが、経緯を簡単に要約してみる。

1.神田高校はかつて問題校で、年間100人以上中退する不人気校であった。
2.04年度以降、前の校長らが服装等による非公表の選考基準を設けた。
3.06年度は裏基準を廃止したが、07年度に今の校長らが復活させた。
4.教育長側は「人物評価は間違っていない。選考基準が非公表だったのが問題だ」と述べている。
5.選考基準が非公表という不明朗なものだったため、現校長が更迭された。

おいらがこの記事を読むところでは、この件には特に問題は感じられない。
まず、校長らが「曲がった」感じの生徒を入れたくなかったのは当然である。茶髪だのピアスだので出願したり入試に来たりする、常識に欠けたやつを排除したいと思うのは当たり前だからである。

その気持ちは勿論理解できるのだが、もし、自分たちのやっていることが正しいと本気で信じているのならば、「受験生の服装・態度も選考の対象となります」と入試要項に堂々と明記しておくべきであった。それが「フェア」というものである。
これが仮に、社会人に対する入社試験だったならそこまで書いてやる必要はない。社会的常識だからである。
しかし、この事件が起こったのは高校入試の場である。相手は15歳の子供である。以心伝心はなかなか通用しないし、社会的常識などまだ十分には身につけていないと思われる。

「入試選考には生活態度等も加味される」。
何よりもそれを明示しておくべきであった。そして、明示されている条件を無視したならば、ふざけた態度で受験校にやってきたりしたならば、そもそも願書を受理しなければ良かった。筆記受験すら受けさせるべきではなかった。社会に出れば、ルールを破るものに対しては、厳しいペナルティが待っていることを身を以て教えてやるべきであった。それが生きた教育というものである。

なぜその程度のことが出来なかったのか、それがよく分からない。分からないが、要は、何らかの後ろめたさが校長らにあったからだと思われる。隠すという行為には後ろめたさがつきものだからである。
今回、その点を衝かれて処分を受けたのはやむを得ない。だからこそ、処分を受けた学校長自身も、「納得うんぬんじゃないです。更迭であろうが、わたしは原則の異動というふうに考えております」と、慫慂として処分を受け入れたのだろう。

強調しておきたいのだが、おいらは、入試選考に際して生活態度を勘案したことが悪いと言っているわけではない。正しいことだったとむしろ確信している。良くないと思ったのは、それがいわば「裏基準」という不透明なものであった点である。その意味で、おいらはこの山本教育長と意見を完全に同じくするものである。

一方、文末にコメントを寄せている尾木直樹とかいう男の意見にはまったく賛成できない。高校は主として勉学に励む場であって、矯正施設ではない。入学した後で変な方向に曲がってしまった生徒なら、何とか矯正したいと努力するべきだろうが、入る前からイタくなっている生徒を、わざわざ入れる必要はない。そんな生徒を入学させれば迷惑するのはまっとうな同級生たちだからである。

昔、「腐ったミカンの方程式」とかいうサブタイトルのドラマがあった。そのドラマでは、非行に走りかけている生徒を腐ったミカンと見なすのは間違っていると力説されていたが、おいらはそうは思わなかった。腐ったミカンをまともなミカンの入っている木箱へ放り込めば、正常なミカンも腐り始める。まともな農民ならば、腐ったミカンは直ちに廃棄する。少なくともとりあえずは隔離する。当たり前のことだと思うが、尾木とかいう男にはそれが理解できないようである。
日本の教育を、不必要にややこしくしているのは、この手の人間たちなんだろうなと、おいらは思う。

posted by かっぱ2号 : 11月 1日 00:05 | コメント (4) | トラックバック (1)

2008年10月31日

2009年、二つのGW。

そろそろ2009年のカレンダーも出回り始めた。その来年のカレンダーだが、一枚物以外で、全部のページを一通り眺めた人はいるだろうか。携帯電話のカレンダーでも良いので、一度9月を確かめてみてほしい。

5月に長めの連休、すなわちGWがあるのは当たり前だが、2009年には9月にも同じ5連休があるのだ。

2009年、二つのGW。

これは別に印刷ミスではない。
9月の祝日は通常、敬老の日と秋分の日の2日だけだが、この年は21日・23日と、たまたま一日おいて存在し、それゆえ「国民の休日」というのが間に挟まり、土日も含め5連休となるのである。ちなみに、5/4以外に名無しの「国民の休日」が発生したのは初めてである。

かつて敬老の日は9/15に決まっていたから、このようなことは起こりえなかったが、ハッピーマンデー法とやらで9月第3月曜日に変更されたため、こんな珍事が起きてしまった。

変てこりんと言えば変てこりんなのだが、何か得したような気分になるのは、おいらだけだろうか。


cf. 2009年9月の「国民の休日」
http://www.maitown.com/soft/info/kyuujitu.html

posted by かっぱ2号 : 10月31日 07:25 | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年10月30日

30日間で立派な淑女になる方法。

麻生首相、カップめんは「400円?」 - 社会 - SANSPO.COM

麻生太郎首相は28日、参院外交防衛委員会でカップめん1個の値段を聞かれ「日清食品が最初(「カップヌードル」を)出したときはえらく安かった。今、400円ぐらい? そんなにはしない? いろいろ種類が出ていることは知っている」と答弁に窮した。

セレブひろえ質問した民主党の牧山弘恵氏が「170円ぐらい」と指摘すると、首相は苦笑い。首相は19日に東京・内幸町の帝国ホテルで夕食を取る前に、庶民派ぶりをアピールしようと都内のスーパーを視察したが、カップめんの小売価格は“盲点”となった格好。

 また民主党の浅尾慶一郎氏に、飲食店で割引サービスなどが受けられるクーポン券を使ったことがあるかと尋ねられ「持っている方に『ください』と言ったら『あなたみたいな人には必要ない』と断られたことはある」と述べ、笑いを誘った。

http://www.sanspo.com/shakai/news/081028/sha0810281635011-n1.htm

なかなか面白い記事である。現役の総理大臣はカップ麺の値段まで知らなければならないようである。総理大臣というのは世界情勢や経済情勢に加えて、そんなことにまで通暁しておかねばならないらしい。大変な職務のようである。

さて、この質問をしたのは牧山弘恵議員だが、カップ麺の値段ごときをわざわざ国会で質問するあたり、非常に高い見識をお持ちであり、かつ、庶民派が売りの方のようである。

ところがこの牧山議員、かつてはこのような本を出版されているのである。

Amazon.co.jp: 30日間で立派な淑女になる方法: 牧山 Rubyひろえ: 本

30日間で立派な淑女になる方法
内容(「BOOK」データベースより)
日・欧・米の上流階級を知り尽くした著者による最新最強のマナーブック。テーブルマナー、ドレスコード、インテリア・コーディネート、ワインのおもてなし…。あなたの「おしゃれ」「趣味」「交際術」が輝く品性のバイブル。

(中略)

1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
日本の日常生活では生かす機会がない, 2008/6/13
By るか2 - レビューをすべて見る

著者の経験談(海外留学や社交界デビュー等)としては興味深く読めたが、では本書の内容(ドレスコードやテーブルマナー等)を日本での地味~な庶民生活で実践できるかとなると…。
「30日間で淑女になる」というのは、おとぎ話の世界を覗き見て、私もレディになりたい、なれるわと、日々自己暗示をかけるという意味だろう。

たったの30日で立派な淑女になれるとは、実に素晴らしい。現在は1円で売っているようだし、そこいらの下品なねーちゃんにもぜひ読んでもらい、立派な淑女になってもらいたいものである。

冗談はともかく、この牧山弘恵さんという方、かつては「日・欧・米の上流階級を知り尽くした著者」だったそうである。もしかしたら、麻生太郎よりもセレブなのかも知れない。

1997年にはこんな本を出しておられた牧山議員が、2008年の今年には、下々の食するカップ麺の値段まで熟知されておられるのは不思議である。上流階級の方々の間では今、カップ麺が大流行なのであろうか。そうでないなら、この11年の間に牧山議員の身に一体何が起こり、こんな庶民派に大変身されたのだろうか。興味は尽きない。

P.S
ちなみに、おいらから見ると、カップ麺が170円ってのは高い、買い物下手だなあ、って思います。(^^ゞ

posted by かっぱ2号 : 10月30日 00:01 | コメント (5) | トラックバック (0)

2008年10月29日

激イタい人。

<泰葉>脅迫メール「『切腹しろ』と書いた」と告白 「今日で終結」も宣言 緊急会見
10月29日16時45分配信 毎日新聞

泰葉 歌手の泰葉さん(47)が29日、東京都内で会見し、元夫で落語家の春風亭小朝さん(53)をブログやファクスで罵倒(ばとう)するなどした騒動について説明した。黒眼鏡に黄色のタンクトップ姿で現れた泰葉さんは最初に「今日はこの騒動を決着、終結しに来ました。皆さんが納得していただけなければ終結しないので厳しく質問してください」とあいさつ。舞台のキャンセルからはじまった騒動で7月から脅迫メールを小朝さんに送っていたことを告白。「切腹をしろ。私が介抱してやる」と書いたことを明かした。

 泰葉さんが自身のブログに小朝さんのことを「金髪豚野郎」などと記していたことが明るみになり、23日にブログを閉鎖。そんな中、出席予定だった26日の東京・上野公園音楽祭を「小朝さんの圧力で欠席させられた」と主張するファクスをマスコミに送り、騒動に発展した。その後も泰葉さんの母・海老名香葉子さん(75)が28日昼に直筆の謝罪文をマスコミ各社に送るなど親族を巻き込んだ騒ぎになっていた。【デジタルメディア局】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081029-00000033-maiall-ent

おいらのブログの読者なら、どこを突っ込みたいかは分かりますね?(笑)

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posted by かっぱ2号 : 10月29日 18:55 | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年10月28日

江田島集団格闘死事件に思うこと。

15対1、断れない雰囲気も=訓練「必要性なし」-海自隊員死亡中間報告・防衛省

10月22日16時38分配信 時事通信

 海上自衛隊第1術科学校(広島県江田島市)で、特殊部隊「特別警備隊」養成課程の3等海曹(25)が15人相手の格闘訓練中に倒れ、約2週間後に死亡した問題で、防衛省は22日、海自の事故調査委員会がまとめた中間報告を公表した。必要な訓練でなかったが、3曹が断れない雰囲気もあったとした一方、いじめや集団的暴行だったかどうかについては言及しなかった。
 中間報告は参加した隊員15人や2人の教官から聞き取った内容を中心にまとめられ、訓練の経緯や安全管理の問題点を指摘している。海自幹部は「内部の聞き取りだけで、暴行だったかどうか判断するつもりはない」としており、今後、海自警務隊による刑事面での捜査の結論もにらみながら最終報告をまとめる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081022-00000101-jij-soci

この記事が初めて出た時、マスコミのほとんどの論調は「脱落者に対する見せしめの集団暴行ではないか」の一色であった。要するに、訓練に耐えられず、よそへ転属していくやつにヤキを入れてやろう、その結果がこの事件だというわけである。

しかし・・・

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posted by かっぱ2号 : 10月28日 00:01 | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月27日

二段落ち。

橋下関係の動画を追っていると面白いのに次々出くわす。
これはその中でもなかなか秀逸なものの一つである。
自分で自分の話にきっちりとオチを付ける。なかなか出来ないことである。

しかも、素晴らしいことに、彼女は二段オチを用意してくれていた。

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posted by かっぱ2号 : 10月27日 20:59 | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年10月26日

私学助成削減をめぐり、橋下知事と高校生が激論。


<橋下・大阪府知事>涙の高校生と激論 「学ぶ機会、奪わないで」

10月24日17時35分配信 毎日新聞

 大阪府内の高校生でつくる「大阪の高校生に笑顔をくださいの会」の12人が23日、府庁を訪れ、橋下徹知事と私学助成の削減や府立高校の統廃合など府の教育行政について話し合った。授業料の増額につながる私学助成削減に関し「学ぶ機会を奪わないで」と涙ながらに訴える生徒もいたが、橋下知事は「全府民に少しずつの我慢をお願いしている」と財政再建への理解を求めた。議論は、予定の20分を大幅に延長し1時間半に及んだ。

 中学でいじめに遭い、私立高校で中学の学習課程から学び直している男子生徒は「母子家庭で、これ以上は母に負担を求められない」と訴えた。橋下知事は「努力すれば、公立に進んで学習の遅れを取り戻せたのではないか」と語った。また「高校でなくても学ぶ機会はあるはず」と話す橋下知事に、統廃合される府立高校に通う女子生徒は「私たちの苦しみを分かっていない」と反論した。

 大阪府は、私立高校の経常費助成を今年8月から10%削減。授業料軽減助成も削減する方針を打ち出している。また、生徒数の減少などに伴い、99年度に155校あった全日制府立高校は、11年度までに単位制などの6校を含め138校に再編される。【平川哲也】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081024-00000019-maiall-soci

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posted by かっぱ2号 : 10月26日 23:59 | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年10月25日

SetCaretColor讃。

おいらはそそっかしいのか何なのか、全角と半角の入力を間違えてカタカタカタ・・・と文字を打ち込んでしまうことが多い。なまじキータッチが早いがために、気付いた時には数文字できかない量を打ち込んでいたりする。

「半角全角間違いを防ぐ、何かいいものはないかなあ・・」と思って探していたら、絶好のものが見つかった。
SetCaretColor である。
これを起動させておくと、キャレット(文字入力時のカーソルみたいなやつ)の色が、半角/全角それぞれで色と幅が変わるのである。

SetCaretColor

半角の時は、全角の時はと一目瞭然である。その上、iniファイルを編集することによってカスタマイズまで出来る。
半角/全角入力ミスを防ぐツールは他にもあったが、キャレットの点滅の速度を変えるとか、イマイチ冴えないものが多かった。しかしこのSetCaretColorには文句がない。おいらの持っているPCには、今はすべてこのツールが入っている。

ちなみに、SetCaretColorはインストールタイプのツールではないため、PCを立ち上げても自動では起動しない。
C:\Program Files\SetCaretColor003
にでも解凍しておき、SetCaretColor.exeへのショートカットをスタートアップフォルダあたりに置いておくと、PCを立ち上げるたびに自動的に起動させられるので便利である。
おいらのように全角/半角を度々間違えてしまうような方は、一度使ってみてはいかがだろうか。

posted by かっぱ2号 : 10月25日 10:17 | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年10月24日

パラジクロロベンゼン、パラジクロルベンゼン。

<カップめん>日清「防虫剤近くに保存」 成分検出は21件

10月24日22時1分配信 毎日新聞

 日清食品の即席カップめん「カップヌードル」を食べた神奈川県藤沢市の女性(67)が吐き気などを訴えた問題で、同社は24日、「防虫剤のようなにおいがする」といった苦情が4月以降複数あり、そのうちの21件でパラジクロロベンゼンなどが検出されていたことを明かした。同社は「防虫剤などの近くに保存したため、においの成分がうつった可能性がある」と強調し、保管場所に問題があったとの見方を示した。

 日清食品によると、いずれのケースも健康被害は出ていない。21件のうち4件で18~92ppmの数値が検出されたが、健康に影響があるレベルではないという。残り17件はごく微量のため、数値を出せなかった。

 また、いずれも同一ロットの製品はなく、生産工場もばらばらだった。

 同社の実験によると、未開封の即席めんを防虫剤や殺虫剤などの近くに保存すると、カップや袋を通じてにおいが中にうつることがあるという。

 においについての苦情は、これまで1年で数件レベルだったが、4月以降急増した。同社は同月からカップヌードルなど主力商品の容器を、発泡スチロール製から紙とポリエチレンの3層構造に変更している。21件中5件がこの容器の苦情だったといい、容器の改良を進める方針。【川上晃弘、山本太一】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081024-00000142-mai-soci

おいらは昔々、この物質の名前は「パラジクロベンゼン」って習ったけどな。
「パラジクロロベンゼン」って報道されているのを聞くと、どうも違和感を覚える。

posted by かっぱ2号 : 10月24日 23:06 | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月22日

ペイリン嫌い。

おいらはサラ・ペイリンに限らず、この手の「ガチガチのアメリカ保守派」というのが好きではない。何も「女だてらに」銃を撃ちまくっているのが気に食わないわけではない。銃を趣味で撃つのは、法で許される限りアメリカ人の勝手であるが、彼女が保守を標榜し、かつ、強力な圧力団体で知られる「NRA」(全米ライフル協会)の会員だというだけでウンザリなのである。

ましてや、報道された数々の職権乱用疑惑、しゃべっているのを聞いただけですぐに分かる頭の悪そうな点など、いやはや、マケインが大統領になったとすれば、先が思いやられそうである。アメリカの副大統領というのは、面白いことに普段は上院議長を兼ねているのであるが、大統領に万一のことがあった場合にはその代替となる重責を担っている。

かつて、先代のブッシュ大統領の時だったが、同じようにあまり頭がよろしくないとされたダン・クエール副大統領を思い出す。かの時に流行ったジョークは、「ブッシュが撃たれたらすぐにクエールも撃ち殺せ」というものであった。クエールが大統領に昇格することだけは何が何でも阻止せよ、彼が大統領になるのは国家的危機だというわけである。

マケインは今の時点で70を超える高齢だから、別に撃ち殺されなくても健康面などで先行きは不安である。もし彼が何らかの理由で深刻な体調不良に陥ったりした場合、「マケインが逝きそうになったらペイリンを撃ち殺せ」というジョークが流行るかも知れない。まあ、今の状況では彼女が副大統領になる可能性は限りなく低いのだが。

posted by かっぱ2号 : 10月22日 22:54 | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月19日

心太。

日本語はなかなか難しいもので、漢字一つについてもいろいろな読みがある。
例えば「生」という字などは「セイ」「ショウ」「キ」「ナマ」「ハ(える)」など、いやになるほどの読みがある。
これが二文字の熟語になると、音読み+音読みだけではなく、重箱読みのような音+訓、湯桶読みのような訓+音など、何の規則性もなくさまざまである。そして訓・音ともに、それぞれ何種類かずつの読みがある。日本語というのは、まるでパズルのような言語である。
その上、「飛鳥(あすか)」「百済(くだら)」などの、「当て字」とも呼ばれる謎の読み方まで用意されている始末である。
そういった二字熟語の一つに「心太」というのがある。多くの方はご存知だろうが、これは「ところてん」と読む。無論、当て字である。本当に日本語というのはむやみに難しく出来ている。このことを頭において次の記事を読んでみる。

パトカー追跡の車が事故 男児重体、6人重軽傷 - mediajam

 6日午後11時半ごろ、富山県入善町の県道交差点で、パトカーに追跡された、同県滑川市北野、外壁工長崎修大さん(22)の乗用車が、女性教諭(51)の軽自動車と出合い頭に衝突。乗用車に同乗していた派遣社員米沢雄太さん(22)の長男で生後11カ月の心太(こた)ちゃんが全身を打ち、意識不明の重体。軽自動車の2人が骨折するなど6人が重軽傷を負った。

 高速隊は「法定速度は超えてなく、無理な追跡ではなかった」としている。

 調べでは、長崎さんの車は方向指示器を点滅させないまま左折。パトカーがサイレンを鳴らし停止を求めたが、そのまま逃走して交差点を直進、左から進入した軽乗用車と衝突した。長崎さん側の交差点の信号は、赤色点滅だったという

http://mediajam.info/topic/512196

これは以前に読んだかなり古い記事だが、言うまでもなく、人が事故に遭い傷を負うのは痛ましいことである。
しかし、この記事を読んで、多いに不謹慎ではあるが、おいらは微かにこみ上げてくる笑いを抑えることが出来なかった。よりによってこの親は、我が子に「心太」などという名前を付けたのである。息子に「ところてん」と名付けるとはとんでもない親である。
おそらく、この親は「心太」と書いて「ところてん」と読むことなど知らなかったのであろう。無知とは恐ろしいものである。もし知っていれば、決してこんな名は付けなかったはずである。名前が原因でからかわれることが目に見えているからである。

異様に凝った名前を子に付けたいと願うのは、おいら自身はあまり意味がないと考えるが、今風の親には多く見られる共通の思いなのであろう。「ティアラ」だの「コスモ」だの「ナイト」だの、最近は無茶苦茶である。
ついこの間、コンビニのレジに並んでいるとき、後ろから「シエラ、シエラ」と呼ぶ女性の声がした。「コンビニに犬なんか連れ込んでいるやつがいるのか?」と思って振り向くと、名前を呼ばれてちょこちょこと出てきたのは、3歳くらいの何の変哲もない女の子であった。勿論、見るからに純然たる日本人である。その娘が「シエラ」なのであった。何年か前、皇太子妃である雅子さんの愛犬が「ショコラ」という名前だったが、おいらはもう、「ショコラ」という名前の女児がいてもきっと驚かないであろう。

そういった風潮があるのは事実として、しかし、漢字の読みをあまり知らないような方は、あまり名前には凝りすぎないのが身のためである。さもないと「心太」のようなトンチンカンな名付けをしてしまい、自分だけではなく子供までが大恥をかくことにもなる。

以前に書いたように、子供というのは多くの場合、両親の相加平均にしかならない。平凡な親からは、平凡な子しか生まれず、まともに漢字の読めないような親からは、まともに漢字の読めない子供しか育たない。鳶が鷹を生む確率より、カエルの子がカエルになる確率のほうが圧倒的に高いのである。子の名に凝るのは各人の自由だが、その「立派」な名前に相応しい、凄い子供が発生する確率は、ほとんどの場合、限りなくゼロに近いであろう。

posted by かっぱ2号 : 10月19日 00:31 | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年10月10日

嫌いなもの。

もともと我が儘な性格なため、世の中にはやたら嫌いなものがある。

カチカチ音の鳴る、スイープセコンドではない置き/掛け時計。ソーラーパワーではない電池交換の必要な腕時計。クォーツではない腕時計。背面ディスプレイの無い携帯電話。リバーシブルでない鍵。インバータ式ではないチラつく蛍光灯。使い捨てでパワーの無い乾電池全般。「閉」ボタンを押しても、「閉」ボタンが光らずキータッチ音もしない無反応なエレベーター。頭が凭れられないローバックの椅子。今時4本足の事務用椅子。音量ボタンを押してもゲージが増減するだけで、音量の数字が出ないテレビ。プッシュボタン式ではない、ダイヤルをグリグリ回して選局する安物ラジオ。やたら重くてトロいVista。いつも上下を挿し間違える、リバーシブルでないUSB端子。「カチャッ」と中途半端に開き、出しにくい入れにくいノートPCのDVDドライブ。今時ホイールのないマウス。今時ボールタイプのマウス。やたらスペースキーが長い使いにくいキーボード。全く同じコマーシャルを続けて2度流させるバカな会社。シャッターボタンのすぐそばにズームレバーのないデジカメ。喫煙車両がなく、かつ喫煙ルームがあるため大迷惑なN700系新幹線。

ああ、世の中いやなものだらけ。(^^ゞ

posted by かっぱ2号 : 10月10日 00:39 | コメント (4) | トラックバック (0)

2008年4月 6日

春、爛漫。

今日、吹田市にある「万博記念公園」に、花見に行って来ました。
これ以上ないくらい、満開でした。
2008年のサクラ
絶好の花見日和だったこともあり、すごく広い公園であるにもかかわらず、なかなかの人出でしたが、咲きほこるサクラの花々を見て、心が洗われるような気持ちになりました。

サクラって、ホントにいいですね~。

posted by かっぱ2号 : 4月 6日 23:20 | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年4月 4日

あけおめ。

今年に入って初めて書くので、いわば「あけおめ」というところなのだが、もう4月の新年度である。
筆無精にもホドがある。あはは。(^-^;

さて、更新をずっとさぼっていた間、政治の世界は大変な状況になっているようである。年金など以前からの懸案に加えて、イージス艦事故が起こり、日銀総裁は決まらず、ガソリン暫定税率は期限切れと散々なようだ。福田首相も連日、身の細る思いであろうが、そんなことはとっくの昔に予想されていたことでもある。

k2 blog: 急転直下。
先日のエントリーに書いたように、新総理のお先は真っ暗である。年金・テロ特・少子高齢化・財政再建・消費税・北朝鮮問題など、難問はイヤになるほど山積している。しかも、その上で、参議院では過半数を割っているのである。状況としては最悪であろう。
視界ゼロというのはたしか福田氏の父である福田赳夫総理の名言であるが、今の自民党政権はその通りの状況になっている。
(中略)
今、福田康夫氏は、長年の宿願が叶う寸前で有頂天のようである。多くの人々に担がれ支持され注目を浴びて、気分は最高であろう。71歳なのに、顔色はバラ色に輝いている。 しかし、その顔色が急変する可能性は非常に高い。おいらなら、今は、頼まれても総理などになりたくはない。 http://forum.s60.xrea.com/x/archives/2007/09/post_95.html

ここのところ、福田首相の顔色はまったく冴えない。予算や条約に関しては衆院の優越が認められているものの、それ以外は日本の第二院たる参議院は絶大な力を持っており、そしてその参院では与党は過半数を失っており、それゆえに法律が全然通らないのだ。

アベ総理が参院選で惨敗し過半数を割ることも、参院で過半数を割ったらどんな地獄が待ち受けているかも、ここで以前に指摘していた。物の見えるであろう福田氏が、もし冷静であれば、それが分からなかったはずはない。しかし、人間たるもの、というより政治家たるもの、目前に総理の椅子がぶら下がっている状況では、それに目が眩み、冷静な判断ができなくなってしまうようである。

また、総理になって以降の福田氏の判断にも疑問を感じることが少なくない。前任者の失策を敢えて被ったうえに彼自身の失策が相まって、どうにもならなくなっている。今の福田氏の苦境は、完全なる自業自得と言えよう。

posted by かっぱ2号 : 4月 4日 22:15 | コメント (2) | トラックバック (0)

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